今週もこの1週間のポップミュージックニュースを振り返っていきます。まずは10月8日金曜日リリースのニューミュージックから。
ジャスティン・ビーバーがニューアルバム「Justice」に3曲を追加収録したコンプリート・エディションをリリースしました。10月7日に自身のSNSでリリースを発表。
「Red Eye」、「Hailey」、「Angels Speak」の3曲が追加収録されています。
ちなみにこれらは地域によっては既にリリースされていた曲で、「Red Eye」は公式サイトのヨーロッパ・ウェブストアで販売されたオルタネイト・カバーCDのボーナス・トラック、そして「Hailey」と「Angels Speak」は日本盤に収録されていた楽曲。ジャスティン・ビーバーのドキュメンタリー「Justin Bieber: Our World」がAmazon Prime Videoで10月8日に独占配信されるタイミングでのリリースとなっています。
イタリアのバンドマネスキンの新曲「MAMMAMIA」もリリースになっています。
ユーロビジョン・ソング・コンテスト2021で優勝し、「Beggin’」と「I Wanna Be Your Slave」がこの夏ワールドヒットとなったイタリアのバンド、マネスキン。3月にリリースされたアルバム「Teatro d’ira: Vol. I 」リリース後初となるオリジナルソングで(「Beggin’」は実は2017年にリリース、「I Wanna Be Your Slave」はアルバム収録曲)、各国のSpotify New Music Fridayプレイリストの上位に取り上げられるなど注目度が高いです。カバーアートはローリング・ストーンズのアルバム「Sticky Fingers」のオマージュでしょう。
そしてこのspeakeasy podcastも大注目のピンクパンサレスが新曲をリリースしています。
ケニア人の母親を持つUKのシンガー、ピンクパンサレス。 まだ数曲しかリリースしていませんがTikTokを中心に人気が出ており、この夏リリースになった「Just For Me」はUKのラッパー、セントラル・シーの「Obesessed With You」でサンプリングされUKシングルチャート最高4位にランクインしました。10月15日にデビュー・ミックステープ「To Hell With It」をリリース予定で、そこに収録予定の曲がこの「I must apologise」。クリスタル・ウォーターズの「Gypsy Woman」をサンプリングしています。
ジェイムス・ブレイクは約2年半ぶり5作目となるアルバム「Friends That Break Your Heart」をリリース。
2020年12月にリリースされたお気に入りのカバーを集めた「Covers EP」に続く作品で、アルバムとしては2019年の「Assume Form」以来となります。この曲はシザが参加。NMEが星5つ、インディペンデントも星4つをつけるなど音楽メディアの評価も高いです。
他にも今週はテーム・インパラがリル・ヨッティを迎えた「Breathe Deeper」のリミックス・バージョンを公開。テーム・インパラは2020年リリースのアルバム「The Slow Rush」のデラックス・ボックスセットをリリースすることを発表しています。
先日ショーン・メンデスとのコラボソングをリリースして話題のプエルトリコ出身のプロデューサー、タイニーがバッド・バニーとの曲をリリース。
カイリー・ミノーグはイヤーズ&イヤーズを迎えた新曲をリリースしています。
それでは今週の音楽ニュースです。アデルが新曲「Easy On Me」をリリースすることを発表しました。10月5日に約1年ぶりにTwitterを更新し、新曲のティザー映像を公開。
BBCによると、TwitterとInstagramに投稿されたこの映像は、最初の1時間で600万回視聴されたそうです。2008年に「19」、2011年に「21」、2015年に「25」というアルバムをリリースしているアデルですが、現在世界各地(イギリス、フランス、スペイン、イタリア、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ロシア、中国、フィリピン、日本)などで、「30」と描かれたビルボードが現れ、アデルのニュー・アルバムのリリースが近いのではないかと期待されています。東京では渋谷のスクランブル交差点に出現した模様です。
世界各国に見られたアデルのニューアルバムのリリースを予告していると言われている「30」という数字を日本でも発見。(フロン…
続いてはBET Hip Hop Awardsです。米ブラック・エンターテインメント・テレビジョンが主催する音楽アワーズ「2021 BET Hip Hop Awards」が現地時間10月5日火曜日の夜にコブ・エナジー・パフォーミング・アーツ・センターで行われました。アーティスト・オブ・ザ・イヤーにはリル・ベイビー、ベスト・ヒップホップ・ビデオはカーディ・Bとミーガン・ジー・スタリオンの「WAP」、アルバム・オブ・ザ・イヤーはタイラー・ザ・クリエイターの「Call Me If You Get Lost」が受賞。タイラーザ・ザ・クリエイターは「Rock The Bells Cultural Influence Award(文化的影響賞)」も受賞しています。全てのウィナーはこちら。
主なパフォーマンスはこちら。
Aside from the awards, fans enjoyed various ciphers from eme…
音楽プロデューサーのマックス・マーティンがジョージ・マーティンの記録に並びました。コールドプレイとBTSの「My Universe」がUSシングルチャートで1位を獲得。この作品にプロデューサーとして参加しているマックス・マーティンはプロデューサー参加作品として23曲目のUSシングルチャート1位となりました。これによりビートルズのほぼ全作品のプロデューサーを務め「5人目のビートルズ」と称されるジョージ・マーティンの記録に並んだことになります。ちなみにソングライティング参加作品としては25曲目のUSシングルチャート1位となり、ポール・マッカートニー、ジョン・レノンに続いて歴代3位となっています。
Paul McCartney, John Lennon, George Martin and Max Martin ra…
それではここからはショートニュースで。エド・シーランがオランダのラジオ局NPO Radio 2のインタビューで、今年12月にエルトン・ジョンとコラボしたクリスマス・ソングをリリースすることを明かしました。
イギリスのグラストンベリー・フェスティバルが10月4日に2022年のヘッドライナーとしてビリー・アイリッシュの出演を発表。最年少でのヘッドライナーとなります。
BTSとの曲をリリースしたばかりのコールドプレイですが、ニュー・アルバムにはセレーナ・ゴメスとコラボレーションした曲が収録されていることが報道されています。
コールドプレイはニュー・アルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィア』の楽曲でセレーナ・ゴメスとコラボレーションしたことが…
カニエ・ウエストが新たな教育機関 ドンダ・アカデミーをアメリカ・カリフォルニアに設立すると報道されています。「信仰と未来のイノベーションが交差する領域を見出す」ための学校で、教育によって「変化し続ける世界に適応できる人材」を育てることを目標に掲げているそう。そして「NCAA(National Collegiate Athletic Association:全米大学体育協会)」のバスケットボール男子部門に参入することを見込んでいて、既に全米トップクラスの高校生プレーヤー数名の編入が決まっていることが報じられています。
「NCAA」のバスケットボール男子部門への参入を視野に入れて全米トップクラスの高校生選手数名をスカウト…