今週も海外ポップミュージックニュースを振り返っていきます。まずは本日リリースになった新曲から。コールドプレイとBTSのコラボソング「My Universe」がリリースになりました。
プロデュースはヒットメーカーのマックス・マーティン。テイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」、「Shake It Off」やザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」など数々のヒット作を手がける言わずと知れた大人気プロデューサーです。コールドプレイ、BTSのTwitterでは二組が共に写っている写真が公開されています。
そしてこの「My Universe」に関するドキュメンタリー「インサイド・マイ・ユニバース」が日本時間9月26日21時に公開され、「My Universe」のスーパーノヴァ7・ミックスとアコースティク・バージョンが日本時間9月27日午前8時に公開されることも発表されています。
そしてエルトン・ジョンとチャーリー・プースのコラボソング「After All」も公開になりました。
エルトン・ジョンは10月22日にコラボレーション・アルバム「The Lockdown Sessions」をリリースすることを発表しており、この「After All」もここに収録される予定です。8月にはこのアルバムから、デュア・リパとの「Cold Heart( プナウRemix)」を先行リリースしていますが、この「Cold Heart(プナウRemix)」は8月28日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で81位に初登場。実に21年ぶりにHot 100入りとなっています。
他にもアメリカのR&Bシンガー ジヴェオンが新曲「For Tonight」をリリース。昨年ドレイクの「Chicago, Freestyle」という曲にフィーチャーされ注目を浴び、今年は「Heartbreak Anniversary」はUSシングルチャート17位、US R&Bチャート3位。そしてジャスティン・ビーバーの「Peaches」に参加しUSチャート1位、UKチャート2位を大躍進を遂げているジヴェオンの新曲です。
それでは今週のニュースを振り返っていきます。一番大きいのはフージーズの再結成でしょう。ローリン・ヒル、ワイクリフ・ジョン、プラーズ・ミシェルによるヒップホップ・グループであるフージーズ。1994年の「Blunted on Reality」と1996年の「The Score」という僅か2枚のアルバムで90年代に大きな成功を収めているグループです。1997年に解散していて、2004年から2006年にかけて短期間再結成したものの、それ以降は活動を行っていませんでしたが、今回2021年のワールド・ツアーのために再結成することを発表しました。現地時間9月22日にニューヨークでシークレット公演を行っています。アリーナ公演は11月のシカゴ公演から開始される様です。
続いてはビルボード・ラテン・ミュージック・アワード。9月23日、2021 ビルボード・ラテン・ミュージック・アワードがアメリカで開催されました。今週はこの授賞式に向けて、アメリカフロリダ州マイアミで「ビルボード・ラテン・ミュージック・ウィーク」が9月20日から24日まで開催され、様々なアーティストがパフォーマンスやトークを行いました。今年の最多候補はバッド・バニーで、アーティスト・オブ・ザ・イヤーを含む13部門で、22の賞のファイナリストとなっています。マルーマが11の賞、J.バルヴィンが9の賞、カロルG、アヌエルAA、ブラック・アイド・ピーズがそれぞれ8の賞のファイナリストに選ばれていました。アーティスト・オブ・ザ・イヤーはバッド・バニーが受賞、受賞者のリストはこちらです。
Bad Bunny leads the pack with 22 nominations.…
2021年10月1日にリリース予定の、国際サッカー連盟公認のサッカーゲーム・シリーズ最新作「FIFA 22」のサウンド・トラックがリリースされました。毎シリーズ好評なこのサウンドトラック、先日公開したspeakeasy podcastのエピソード、「#130 Park Hye Jin(パク・ヘジン) 韓国の注目ラッパーがデビューアルバムをリリース」で取り上げた、Park Hye Jin(パク・ヘジン) もこのシリーズの過去作のサウンドトラックに曲が選ばれています。「FIFA 22」には、通常モードと Volta Football モードの二つのゲームモードがある様で、これに合わせて2パターンサウンドトラックが公開されています。チャーチズ、イージー・ライフ、ガール・イン・レッド、グラス・アニマルズ、グリーンティー・ペン、ジョイ・クルックス、インヘイラー、リトル・シムズ、パ・サリュ、AJトレイシー、チカなど、このspeakeasy podcastでもよく取り上げているアーティストが名を連ねています。
それでは続いてのニュース。先週リリースしたデビューアルバム「Montero」が非常に好調なリル・ナズ・X。9月21日にイギリスBBC Radio1の「ライブ・ラウンジ」に出演し、この「Montero」から3曲と、ドリー・パートンの1973年の曲「Jolene」のカバーを披露しました。
そしてこのBBC Radio 1の「 Live Lounge」の中で「リゾとコラボレーションをする可能性はある」と発言しています。
He also still really wants to work with Rihanna…
「既にリゾにコラボレーションの話はしていて、コラボレーションができる可能性はあると感じた」とコメント。ちなみにリゾはリル・ナズ・Xのアルバム「Montero」リリース後にこのアルバムを賞賛するコメントをSNSに投稿しています。
先日、ついに新アルバム「Montero」をリリースしたLil Nas X(リル・ナズ・エックス)。ヒットが期待されていた…
それではここからはショートニュースでいくつか。
J・コールがドレイクの最新アルバム収録楽曲「Pipe Down」のビートに乗せた「Heaven’s EP」のMVをサプライズリリースしています。
ブリトニー・スピアーズのドキュメンタリー「ブリトニー対スピアーズ -後見人裁判の行方-」が9月28日にNetflixで配信されることが明らかになりました。ブリトニー・スピアーズは、実の父親を後見人から解除するために裁判で父親側と争っていましたが、その軌跡を追ったドキュメンタリーということです。
現地時間9月17日と18日に米ネバダ州ラスベガスでiHeartRadio Music Festivalが開催されました。その様子がYouTubeにアップされています。久々にカジュアルな衣装で登場したビリー・アイリッシュは1年以上ぶりのアリーナ公演としてパフォーマンス、オリヴィア・ロドリゴは音楽アワードなどを除いて、自身初の観客を入れてのライブとなりました。
シンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴが米ネバダ州ラスベガスで開催されたiHeartRadio Music Fes…