今回のエピソードではプエルトリコのラッパー、Rauw Alejandro(ラウ・アレハンドロ)を紹介します。現在Spotifyのグローバルチャートでかなり上位にきていて私自身非常に気になっていたので今回取り上げます。
現在(2021/6/30)このRauw Alejandro(ラウ・アレハンドロ)の「Todo De Ti」は、Spotifyのグローバルチャートで3位につけています。ここ数週間トップ5にずっと入っている印象ですね。Lil Nas Xの「MONTERO」やEd Sheeranの新曲「Bad Habits」よりも上位につけていることになります。そしてアメリカ・ビルボード・チャートでも順位上昇中で現在36位。アメリカ以外のグローバルなヒットの指標になるビルボード・グローバル・エクスクルーディング・USではBTS、オリヴィア・ロドリゴに次ぐ3位につけています。スペインやアルゼンチンのチャートでは既に1位を獲得していますね。
それでは彼のプロフィールを紹介します。1994年プエルトリコ生まれ、28歳のラッパーです。プエルトリコで生まれ、アメリカにも住んでいたそうです。で、両親がミュージシャンでその影響をうけて育ちました。そしてAnuel AAと幼馴染だそうです。そして学生時代はプロになるくらいの気持ちで、本格的にサッカーもプレイしていた様です。そして、サッカーの道を諦めて、2014年、彼が20歳の時に音楽の道に進むことを決意。Soundcloudに曲を投稿し始めます。そして2016年にデビューMix Tape「Punto de Equilibrio」をリリース。2017年にはデビューシングル「Toda」をリリースし、USラテンチャートで最高29位を記録します。
その後幼馴染のAnuel AA、Nicky Jamなどのビッグ・アーティストともコラボ。
今年に入ってセレナ・ゴメスとも曲をリリースています。
そして今年5月20日に「Todo De Ti」をリリースしました。レトロなファンク、ディスコのダンスミュージックという感じの曲です。これがストリーミング、そしてTIK TOKを中心にヒット。TIK TOKでは100万を超える動画がこの曲で作られ、Spotifyのグローバルチャートでは最高位2位を記録しています。MVの再生回数は2億回に迫っていますね。そして6月25日にこの曲も入っている彼にとっての2ndアルバム「Vice Versa」をリリースしました。で、このアルバムが非常に良いです。ローリングストーン誌は星4つをつけて称賛しています。
Rauw Alejandro takes Reggaeton to bold new places on 'Vice V…
最近のラテンミュージック、レゲトンをまたネクストレベルにした、という様な言い方で称賛していますが、確かにこのアルバムはレゲトンにエレクトロ・ミュージックのエッセンスを加えているんですね。「Todo De Ti」も、もちろんそうですが例えばこの曲はシンセ・ポップの要素が入ってます。
W magazineではこのアルバムはラテン・ミュージックのゲームを変える、と称賛しています。
The musician’s breakout debut album led to collaborations wi…