今週もこの1週間の海外ポップミュージックニュースについて色々と話していきます。
まずは本日リリースの新曲から。まずポップ・スモークの遺作「Faith」がリリースになりました。
米NYブルックリン生まれのポップ・スモークは、2020年2月19日に滞在していたロサンゼルスで強盗から銃撃を受け、20歳という若さで亡くなりました。死後の2020年7月3日に発売された1stスタジオ・アルバム「Shoot for the Stars, Aim for the Moon」は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得、そして52週チャートイン。45週にわたりランクインした全英チャートでも1位を獲得しました。今週アルバムタイトルとトラックリストが発表になってリスナーの間で騒がれていましたね。アルバムにはカニエ・ウェスト、21サヴェージ、 デュア・リパ、ファレル・ウィリアムス、クエイヴォ、コダック・ブラック、フューチャー、リル・ティージェイなど超豪華なアーティストが参加しています。
ノーマニとカーディBのコラボソング「Wild Side」もリリースに。セクシーなのかなんなのかよく分からない(笑)MV も公開されていますね。
そしてトーンズ・アンド・アイがデビュー・アルバム「Welcome To The Madhouse」をリリース。
2019年に「Dance Monkey」で世界的ブレイクを果たしたトーンズ・アンド・アイですがシングル以外には2019年にEP「The Kids Are Coming」をリリースしているのみで、初のアルバムとなります。ほぼ全曲をセルフプロデュースで作ったアルバムで、インディーポップが詰め込まれていますね。音楽メディアの評価はまちまちですが、ガーディアン紙は「驚きがない、Dance Monkeyよりもエモーショナルな曲がない」など、酷評しています。星は2つですね。
After a global hit as odd as Dance Monkey, Toni Watson had d…
イギリスのリリースで注目はKSIのアルバム「All Over The Place」ですね。
ラッパー、ユーチューバー、ボクサーなど様々な顔を持つイギリスのアーティストKSI。今年に入ってアン・マリー、デジタル・ファーム・アニマルズとコラボした「Don’t Play」がUK2位、ヤングブラッド、ポロGとコラボした「Patience」がUK3位、そして「Holiday」がUK2位とリリースするたびにチャートの上位に入っています。昨年5月のリリースに次ぐ自身2枚目のアルバムでUKチャート制覇を狙います。
他にはアン・マリーのポップな新曲「Beautiful」がリリースに。この曲は制作にエド・シーランが参加しています。曲の最後に入っている子どもの声がいいですね。アン・マリーは7月23日にセカンド・アルバム「Therapy」をリリース予定で、この「Beautiful」もこのアルバムの中に収録される予定です。
その他チャーチズの新曲「Good Girls」、バスティルの「Give Me The Future」、メイベルの「Take It Home」などもリリースになっています。ウィローはアヴリル・ラヴィーンやブリンク182のトラビス・バーカーが参加したアルバム「lately I feel EVERYTHING」をリリースしています。ジョンメイヤーのニューアルバム「Sob Rock」もリリースになっていますね。
それでは次はこちら。オバマ元大統領の毎年恒例の夏のプレイリストが公開に!
大の音楽好きとして知られるオバマ前アメリカ大統領は、これまでにも様々なプレイリストを公開してきました。このサマープレイリストは毎年恒例になっていてその2021年版が到着。「これは私が最近よく聞いている楽曲のプレイリストです。ー昔の曲や最近の曲、著名アーティストや人気急上昇中のアーティスト、そしてその間の楽曲を多数織り交ぜたものになっています」とプレイリストを紹介しています。先日のBETアワードで最優秀アルバム賞を受賞したジャズミン・サリヴァンのアルバム「Heaux Tales」に収録されている「Pick Up Your Feelings」、先日リリースになったミーゴスのアルバム「Culture III」に収録されている「Straightenin」、マスクド・ウルフの「Astronaut In The Ocean」など新譜も結構多いですよね。
ではアメリカ大統領繋がりで次のニュースです。オリヴィア・ロドリゴが現地時間の7月14日にホワイトハウスを訪問して、若い世代に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を促すキャンペーンに参加することを発表しました。2021年最初にはオリヴィア・ロドリゴがここまでのアーティストになると誰が予想しましたかね、若年層に向けてのキャンペーンに一番ふさわしいアーティストとして選ばれたわけですからね。ジョー・バイデン大統領とアメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ博士に面会、そしてワクチン接種を呼びかける動画を撮影して、ホワイトハウスの公式Youtubeチャンネルで公開されています。
ちなみにオリヴィア・ロドリゴは今週BLACKPINKのロゼと一緒にディナーをしている姿が目撃されていてファンからはコラボが熱望されています。
続いてはこちら。カニエ・ウエストとGAPのコラボ・ライン「YEEZY GAP(イージー・ギャップ)」の国内先行予約が7月13日10時に特設サイトでスタートました。カニエ・ウェストと「ギャップ」は、2020年6月にパートナーシップ契約を締結して、数年に及ぶパートナーシップを結んでいます。アメリカでは2021年6月に、ラウンド・ジャケットのブルーカラーのプレオーダーを開始していましたが、日本で予約販売されるのは、このブルーではなく、カニエ・ウエストがバレンシアガのショーで着用していたブラックになる様です。価格は26,000円(税込)で、2021年冬の発送予定だそうです。
他に気になるのは9月に開催される生中継イベント「Global Citizen LIVE」ですかね。これは社会運動団体のグローバル・シチズンが国際貧困撲滅キャンペーンの一環として行うものなんですが、今週出演者リストが公開されまして、それが非常に豪華なんですね。今回発表されたアーティストにはBTS、ビリー・アイリッシュ、ドージャ・キャット、ショーン・メンデス、ザ・ウィークエンド、エド・シーラン、グリーン・デイ、コールドプレイ、デュラン・デュラン、ヒュー・ジャックマンなど。異常に豪華ですよね。9月25日にABC、BBC、Youtubeチャンネルなどで24時間生中継されるそうで、6大陸で撮影されたライブとイベントで構成されるそうです。これはかなり楽しみですね。
Pic by Global Citizenザ・ウィークエンド、ドージャ・キャット、ビリー・アイリッシュ、エド・シーラン、…
あとはショートで紹介します。リアーナとエイサップ・ロッキーがニューヨークでMVを撮影。
ザ・キッド・ラロイのミックステープ「Fuck Love 3」が7月23日にリリースに。トラックリストも公開。
Australian rapper The Kid LAROI has shared the release date …
コロンビアのシンガーカミロのとショーン・メンデスがコラボ。