この1週間のPop Music ニュースまとめ(12月20日~12月24日) :ナズニューアルバム『Magic』、ファイヤーボーイDMLとエド・シーランの「Peru」、ブリット・アワードノミネーション発表、『第94回アカデミー賞』の歌曲賞と作曲賞ショートリスト発表

この1週間のPop Music ニュースまとめ(12月20日~12月24日) :ナズニューアルバム『Magic』、ファイヤーボーイDMLとエド・シーランの「Peru」、ブリット・アワードノミネーション発表、『第94回アカデミー賞』の歌曲賞と作曲賞ショートリスト発表

今週のニューミュージックです。ラッパーのナズがニューアルバム『Magic』をサプライズリリースしました。ナズは昨年リリースした『King’s Disease』が今年の『グラミー賞』で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞。このアルバムの続編として8月に『King’s Disease II』をリリースしており、『Magic』はそれに続くアルバムとなります。『King’s Disease』、『King’s Disease II』と同じくヒット・ボーイがプロデュースを担当。アルバムには9曲が収録されており、「Wave Gods」にはエイサップ・ロッキーとDJプレミアが参加しています。

ファイヤーボーイDMLがエド・シーランを迎えての楽曲「Peru」のニューバージョンをリリースしました。ファイヤーボーイDMLはナイジェリア出身のシンガーで、昨年リリースしたアルバム『Apollo』で注目を浴び、今年7月にリリースしたこの「Peru」もガーナやナイジェリアを中心にヒットしていました。エド・シーランがアフロビートのアーティストと共演したという点で重要なこの曲、ファイヤーボーイDMLも「自分にとってだけでなく、アフロビート界にとってもエキサイティングな出来事だ」と語っています。エド・シーランは曲中でナイジェリアで使われているヨルバ語で歌っています。

Fireboy DML & Ed Sheeran – Peru (Official Video)

その他今週はブラジルのDJアロックとスティーヴ・アオキのコラボソングなどがリリースになっています。年末に近づいて海外アーティストのリリースは少なくなってきています。

それではこの1週間の海外ポップミュージックニュースです。来年2月8日にイギリス・ロンドンのO2アリーナで開催される『ブリット・アワード2022』のノミネーションが発表になりました。ノミネーションアーティスト&作品は12月18日にイギリス・ITVとITB Hubで放送された1時間の特番『The Brits Are Coming』の中で発表。アデル、エド・シーラン、デイヴ、リトル・シムズが最多となる4部門にノミネートされています。『ブリット・アワード2022』は、性別でカテゴリーを分けることなく賞を授与するシステムになってから初の授賞式となり、ここ10年では最多となる18組の女性アーティストがノミネートされています。本編に先駆けて『ライジング・スター賞』が発表されており、ホリー・ハンバーストーンの受賞が決定しています。その他、エルトン・ジョンが、デュア・リパとタッグを組んだ「Cold Heart (プナウRemix)」でおよそ20年ぶりに『ブリット・アワード』にノミネート、2019年に『ライジング・スター賞』に輝いたサム・フェンダー、今年「Obsessed With You」がヒットしたセントラル・シー、DJ/プロデューサーのデヴィッド・ゲッタはそれぞれ3部門にノミネートされています。ノミネーション・リストは以下。

Artist of the Year
<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>
アデル
デイヴ
エド・シーラン
リトル・シムズ
サム・フェンダー

Group of the Year
<グループ・オブ・ザ・イヤー>
コールドプレイ
D・ブロック・ヨーロッパ
リトル・ミックス
ロンドン・グラマー
ウルフ・アリス

BRITs Rising Star
<BRITsライジング・スター>
ホリー・ハンバーストーン(受賞者)
ブリー・ランウェイ
ローラ・ヤング

Song of the Year
<ソング・オブ・ザ・イヤー>
A1 & J1「Latest Trends」
アデル「Easy on Me」
アン・マリー、KSI、デジタル・ファーム・アニマルズ「Don’t Play」
ベッキー・ヒル&デヴィッド・ゲッタ「Remember」
セントラル・シー「Obsessed With You」
デイヴfeat.ストームジー「Clash」
エド・シーラン「Bad Habits」
エルトン・ジョン&デュア・リパ「Cold Heart (Pnau Mix)」
グラス・アニマルズ「Heat Waves」
ジョエル・コリー、レイ、デヴィッド・ゲッタ「Bed」
KSI「Holiday」
ネイサン・エヴァンズ、220キッド、ビレン・テッド「Wellerman」
Riton X Nightcrawlers feat.ムファサ&ハイプマン「Friday (Dopamine Re-Edit) 」
Tion Wayne & Russ Millions「Body」
トム・グレナン「Little Bit of Love」

Album of the Year
<アルバム・オブ・ザ・イヤー>
アデル『30』
デイヴ『We’re All Alone in This Together』
エド・シーラン『=』
リトル・シムズ『Sometimes I Might Be Introvert』
サム・フェンダー『Seventeen Going Under』

Best New Artist
<ベスト・ニュー・アーティスト>
セントラル・シー
グリフ
ジョイ・クルックス
リトル・シムズ
セルフ・エスティーム

Alternative/Rock Act
<ロック/オルタナティブ・アクト>
コールドプレイ
グラス・アニマルズ
サム・フェンダー
トム・グレナン
ウルフ・アリス

Hip-Hop/Grime/Rap Act
<ヒップホップ/グライム/ラップ・アクト>
AJトレイシー
セントラル・シー
デイヴ
ゲッツ
リトル・シムズ

Dance Act
<ダンス・アクト>
ベッキー・ヒル
カルヴィン・ハリス
フレッド・アゲイン
ジョエル・コリー
レイ

Pop/R&B Act
<ポップ/R&B・アクト>
アデル
デュア・リパ
エド・シーラン
グリフ
ジョイ・クルックス

International Artist
<インターナショナル・アーティスト>
ビリー・アイリッシュ
ドージャ・キャット
リル・ナズ・X
オリヴィア・ロドリゴ
テイラー・スウィフト

International Group
<インターナショナル・グループ>
ABBA
BTS
マネスキン
シルク・ソニック
ザ・ウォー・オン・ドラッグス

International Song of the Year
<インターナショナル・ソング・オブ・ザ・イヤー>
ATB、トピック & A7S「Your Love (9pm)」
ビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」
シーケイ「Love Nwantiti (Ah Ah Ah)」
ドージャ・キャットfeat.シザ「Kiss Me More」
ドレイクfeat.リル・ベイビー「Girls Want Girls」
ギャランティス、デヴィッド・ゲッタ、リトル・ミックス「Heartbreak Anthem」
ジョナス「Black Magic」
ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー「Stay」
リル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」
リル・ティージェイ & 6lack「Calling My Phone」
マネスキン「I Wanna Be Your Slave」
オリヴィア・ロドリゴ「good 4 u」
ポロ・G「Rapstar」
ティエスト「The Business」
ザ・ウィークエンド「Save Your Tears」

現地時間12月21日、『第94回アカデミー賞』の歌曲賞と作曲賞のショートリストが発表されました。歌曲賞は85曲から選考を通過した15曲、作曲賞は136作品から15作品に絞られ、歌曲賞は5曲、作曲賞は5作品が最終的なノミネーションとして2022年2月8日に発表される予定です。歌曲賞のショートリストには、映画『ドリームプラン』からビヨンセの「Be Alive」、映画『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』からジェイ・Zの「Guns Go Bang」が選ばれており、もし二人ともノミネートされれば、アカデミー賞史上初めて夫婦が同じカテゴリーで競い合うことになります。 そしてジェイ・Zとともに「Guns Go Bang」を共作したキッド・カディは、映画『ドント・ルック・アップ』に提供したアリアナ・グランデとのコラボ曲「Just Look Up」も選ばれており、もしこの2曲が正式にノミネートされれば、異なる映画の楽曲で同じソングライターが候補に挙がることとなり、ライオネル・リッチー以来36年ぶりの快挙となります。その他ビリー・アイリッシュの「No Time to Die」、ハーの「Automatic Woman」、シザの「The Anonymous Ones」、U2の「Your Song Saved My Life」も候補となっています。作曲賞では、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』と『スペンサー』の2作品でショートリスト入りしています。ショートリストは下記を参照。

長編ドキュメンタリーにはビリー・アイリッシュに密着したドキュメンタリー映画『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』、クエストラブの監督デビュー作となった映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』などがノミネートされています。

Variety

バラク・オバマ元米大統領が、2021年のお気に入りの楽曲を集めたSpotifyプレイリストを公開しました。プレイリストにはリル・ナズ・X、ファルッコ、リゾ&カーディ・Bの様に今年大ヒットしたものからミツキ、ジョン・バティステ、コートニー・バーネットなど様々なジャンルの曲が入っています。

エルトン・ジョンが最新作『The Lockdown Sessions』に参加した23組のコラボレーターのほぼ全員を集めたZoom配信を公開しました。配信にはマイリー・サイラス、リル・ナズ・X、デュア・リパ、チャーリー・プース、ヤング・サグ、リナ・サワヤマ、スティーヴィー・ニックス、スティーヴィー・ワンダー、ブランディ・カーライル、デーモン・アルバーン、イヤーズ&イヤーズ、エディ・ヴェダーらが参加しています。

Elton John – Ultimate Zoom – The Lockdown Sessions

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