バッド・ボーイ・チラー・クルー(Bad Boy Chiller Crew)はイギリスのウェスト・ヨークシャー・ブラッドフォード出身の3人組です。MCのKane(Kane Welsh)、DJ/ラッパーのGK(Gareth Kelly)、芸人のClive(Sam Robinson)によって結成され、最初はコメディ動画などをネットにアップすることから活動を始め、その後音楽活動をスタートさせます。そして2020年のシングル「450」がブレイクスルーとなります。
リリース後YouTubeの再生回数は200万回を突破(2022年2月時点では1600万回)。イギリスBBC Radio1のアニー・マックの番組でもピックアップされ、UKシングルチャートでも100位にチャートインします。今までにネットにアップしたどんなコメディ動画よりも再生回数が多かったこの「450」の成功により、バッド・ボーイ・チラー・クルーは音楽活動をより中心としたスタイルに変わっていきます。
Rappers, comedians, influencers - and they're doing it all f…
同年デビューアルバム『Full Wack No Brakes』をリリース、そして2021年にリリースした「Don’t You Worry About Me」がUKシングルチャート31位、UKダンスチャート11位にチャートインします。
そして2021年にはイギリスBBC Radio1によるフェスティバル、ビッグ・ウィークエンドに出演。ITV2で彼らを追ったドキュメンタリーも公開されます。
そして2022年2月18日、1stミックステープ『Disrespectful』がリリース。Spotify New Music Friday UKではカバーを飾り、Pitchforkのレビューでは8.0という高評価を獲得しています。
2000年代にヨークシャーとミッドランドで生まれたベースラインミュージックのコレクティヴ、バッド・ボーイ・チラー・クルー。今後の活躍に注目です。