Forbes Asiaが2022年5月26日に『Forbes 30 Under 30 Asia 2022』を発表しました。『Forbes 30 Under 30 Asia 2022』はForbes誌が、アジア太平洋地域を対象として、アートやテクノロジー、教育、メディアなど様々なカテゴリーから、次世代を担う30歳未満の人材を毎年選出する企画。今回は10部門で各30人が選ばれました。『エンターテイメント&スポーツ』部門には、7組のアーティストが選ばれています。
まずはaespa。2020年11月に「Black Mamba」でデビューしたグループで、韓国人のKARINA(カリナ)、WINTER(ウィンター)、日本人のGISELLE(ジゼル)、中国人のNINGNING(ニンニン)と、アバター(メンバーの分身となるキャラクター)で構成されています。今年4月にはアメリカの野外音楽フェスティバル『コーチェラ・フェスティバル』に出演。7月にはセカンドEP『Girls 』のリリースが予定されています。
Warren Hueはインドネシア・ジャカルタのラッパー。現在はアメリカを拠点に活動しています。アメリカを拠点に活躍する音楽レーベル兼メディアプラットフォーム「88rising」に所属しており、今年4月には宇多田ヒカルと楽曲「T」をリリースしたことでも話題になりました。マーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のサウンドトラックへの参加や、楽曲「omomo punk」がNMEの「Best Song By An Asian Artist」を受賞したことでも話題になっています。
Clinton Kaneはオーストラリアのシンガーソングライターです。オリジナル曲やカバー曲をYouTubeに上げ注目を浴び、2019年にレコード会社と契約。200万人近いフォロワーを獲得するなどTikTokで話題になっています。2021年にリリースした「I Guess I’m in Love」はUKシングルチャート最高22位を記録、マーティン・ギャリックスの「Drown」にボーカリストとして参加するなど注目されています。
Pyraはタイ・バンコク出身のシンガー。音楽制作のみならず、MVの監督やアートディレクターとしてビジュアルと衣装のディレクションをこなすなど、様々な才能を発揮しています。2016年にはApple Musicの『Best New Artist 2016』に選出、2018年には「Burning Man」に出演、2022年にはNMEの『BEST SOLO ACT FROM ASIA』を受賞するなど多方面から注目を浴びています。
Peach PRCはオーストラリアのシンガーソングライターです。アデレード郊外で育ち、ストリッパーとして活動後、ピーチ姫をオマージュした名前のPeach PRCとして活動を開始しました。TikTokでのセルフケアアドバイス動画などで活動を始め、2019年にファースト・シングルをリリース。2021年のシングル「Josh」はオーストラリア・シングルチャートで最高38位を記録しています。
SYAはマレーシアのラッパー。デフ・ジャム・レコーディングスと契約し、東南アジア出身のアーティストとしては同レーベルと契約した初のアーティストとなりました。2020年にデビュー・シングル「PrettyGirlBop」、2021年にセカンド・シングル「MADAME」をリリースしています。
Yung Rajaはタミル語と英語を使ってラップをする、タミル系シンガポール人のラッパーです。アジア人として初めてAlamo Recordsと契約、楽曲「Mami」が『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』で使われるなどしています。